住み始めてから4年が過ぎてようやく、自宅の気温変化について記録を取ることができました。
今回使用したのはスイッチボットというアプリと温度計が連動し、記録をすることができるシステムで、室内4か所と屋外1か所に設置した温湿度計の15分ごとの温度変化を大体1週間くらい取りました。

Z邸は高い断熱性を実現しており、33坪の床面積を3.6kwのエアコン1台で冷やすということにチャレンジしています。一応4年経ってなんとか過ごせているなーとは思いつつ、ちゃんとしたデータを取っていなかったので、ネットで購入したスイッチボットを設置して早速計測。

それが最初のグラフになるんですが、一番温度変化の大きい折れ線が外気温。38度くらいまで上がってます。一応屋根の下で風通しの良い場所を選んでおりますが、気象台の温度ですとこれほど高くありませんでしたので、もしかしたら上部の屋根が近い分、輻射熱を受けてしまっているかもしれません。4日目と7日目は雨ですので温度もさほど上がっていない。というが見て取れます。

それからぐちゃっとしている折れ線が室内4か所分の温度変化グラフです。

エアコンからの影響を受けにくい部屋は少し全体的に温度が高くなっていますが、だいたい一日の温度変化としては3度くらいに落ち着いているようです。屋外が暑い状況でもなんとか過ごせる温度推移になっています。

実生活においては若干暑いかなーと感じる場面もありましたが、扇風機などを使うことで調整できる範囲です。特に体を動かした後であるのか、リラックスしているか、あるいは人によっても感じ方は違いますので一概に何度が正解。というものではないと実感しますが、一応3.6kwエアコンを24時間稼働させているとこれくらいで温度が維持される。ということは実証できました。建築前の計算が一応は実証されて良かったです。

空間や建築のデザインももちろん大切ですが、空気や過ごしやすさのデザインも同じように大切です。気になる方はZ邸の見学は随時受け付けておりますので、断熱性を実感できる暑い時期にお越しください。コンタクトフォームからお待ちしております。