門脇和正 / ELEPHANTdesignによる、岐阜市の「Z邸」。道から奥まる場に建つ設計者の自邸。日本的な“居住まい”の現代表現を目指し、“屋敷奥にある蔵”の様な平面で厚い壁と長い庇を持つ建築を考案。計画段階で選んだ古家具から発想する設計も志向

アーキテクチャーフォトという建築家の作品を紹介するウェブサイトに掲載いただきました。
感想のコメントも、自分が設計時に考えていたことや、ぼんやりとイメージしていたことなどを言語化していただき、自分の設計の大切にしている部分やしなくてはいけない部分を改めて感じさせていただきました。
ありがとうございました。

素敵な作品をありがとうございます!
複数の部屋がひとつの窓を共有することで、隣接する空間同士の繋がりだけでなく、庭も含めた風景を介した多様な関係性が生まれていることに魅力を感じました(さらに2枚の障子により繊細な調整ができることも)。
また家具の影響は質感だけでなく、空間のプロポーションにも関連しているように感じ興味深く拝見しました。

以下は編集長の後藤のコメントです。
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この度は、非常に素晴らしい作品を誠にありがとうございました、、、!
シンメトリーも取り入れた力強いプランニングと、二層吹抜けがガラス面となっていて、
袖壁で囲まれたファサードの趣も素晴らしいと思いました。
そのような幾何学的な強さに対し、素材で柔らかさを与え、人と建築の距離感を近づけようとする設計も興味深く。
それによって、幾何学と素材が絶妙なバランス感の位置に定着されているような感覚があり、その方法は個人的にも非常に興味を惹かれます、、、!
タイトルでも触れましたが、古い家具を選びそれを設計の前提とすることは、方法論としても面白いなあと。
たとえば、施主の持ち物がそのようになるケースはあると思うんですが、事前に気に入って買ったものが設計条件になる事は違和感がないですし、与条件を自身でつくりだすアプローチにも見えます。
「今回の建築は、この家具が起点になるんだ!」ということが、設計の前段にあってもいいんだ、という学びがありました!
今後ともよろしくお願いいたします!

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