犬山の改修

犬山で進めております改修物件。
おじいさんが建てられた屋根の立派な住宅。建物への愛着から解体、新築ではなく大規模に改修することを選びました。耐震診断、補強計画、断熱工事。それから内部空間の変更。骨格はそのままに現代の暮らし方に見合うものにしていきます。こういったケースは思ったよりもお金がかかることも多く、我々建築の専門家でもわからない部分が多く、工務店も見積もるのに一苦労です。

しかし、古風な骨格は現代ではスタンダードではなく、そこからくるプロポーションは魅力的です。この規模、屋根面積の建物を新築で作ろうと思ったら、大規模に改修するよりも面積当たりのコストは高くなりますので、新築と比較すると7、8割程度で改修できそうです。これを高いとみるか安いとみるかはわかりませんが、住まい手の建物への愛着が何よりの理由です。

それに最大限答えられるように頑張りたいです。

大方見積もりもまとまってきましたので今日は瓦のサンプルと色の決定のために伺いました。
こちらは日本で唯一達磨窯で焼かれている瓦です。現代のような均一な燻し瓦ではなく、火の当たり方や燻のかかり方でずいぶん表情が違います。昔の家にはみんな使われていて、日本家屋独特の不均一な甍の風景を作り出していましたが、現代ではたった一軒のみ。

貴重な職人さんの仕事に助けられます。葺いてくださるのは高橋製瓦の高橋さん。ご自身のお宅の瓦も群馬の師匠の元、ご自分で焼かれた瓦を葺いています。
葺かれるのが楽しみです!



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