犬山の改修

犬山で進めております改修物件。
おじいさんが建てられた屋根の立派な住宅。建物への愛着から解体、新築ではなく大規模に改修することを選びました。耐震診断、補強計画、断熱工事。それから内部空間の変更。骨格はそのままに現代の暮らし方に見合うものにしていきます。こういったケースは思ったよりもお金がかかることも多く、我々建築の専門家でもわからない部分が多く、工務店も見積もるのに一苦労です。

しかし、古風な骨格は現代ではスタンダードではなく、そこからくるプロポーションは魅力的です。この規模、屋根面積の建物を新築で作ろうと思ったら、大規模に改修するよりも面積当たりのコストは高くなりますので、新築と比較すると7、8割程度で改修できそうです。これを高いとみるか安いとみるかはわかりませんが、住まい手の建物への愛着が何よりの理由です。

それに最大限答えられるように頑張りたいです。

大方見積もりもまとまってきましたので今日は瓦のサンプルと色の決定のために伺いました。
こちらは日本で唯一達磨窯で焼かれている瓦です。現代のような均一な燻し瓦ではなく、火の当たり方や燻のかかり方でずいぶん表情が違います。昔の家にはみんな使われていて、日本家屋独特の不均一な甍の風景を作り出していましたが、現代ではたった一軒のみ。

貴重な職人さんの仕事に助けられます。葺いてくださるのは高橋製瓦の高橋さん。ご自身のお宅の瓦も群馬の師匠の元、ご自分で焼かれた瓦を葺いています。
葺かれるのが楽しみです!



恒温恒湿室

恒温恒湿室と言われる部屋を僕と同じく岐阜高専で非常勤を務めてらっしゃる鳳建設森先生、森林文化アカデミー辻先生と体験してきました。
この設備、どういったものかと言いますとある設定した温度と湿度を部屋の中で再現して、体感できます。いろんな実験にも使えるそうです。
※写真は森先生に拝借。

最初は、31℃70%(20g/kgDA  PMV+2.18)
PMVというのはプラスに行くほど暑い感覚だそうで、表面温度や相対湿度、風速、着衣量や代謝量によって求められる数値で、-1~+1程度ですと非常に快適に過ごせます。+2越えは暑い!という感覚ですね。

次に24℃75%(14g/kgDA PMV-0.55)
ちょっと肌寒い感覚を感じて

26℃50%(11g/kgDA PMV+0.03)
もう最高に快適です。

26℃20%(4g/kgDA  PMV-0.24)
自然環境中ではなかなかない過乾燥状態まで体験しました。

体験中、パッシブデザイン、温熱設計の専門家であるお二人に色んな質問をしながら教えていただきました。
とにかく、断熱性を高め、気密性を高めることが住環境の向上には不可欠。
通常のエアコンだとオーバースペックなことが多く、気温は下がるが湿度は逆に上がってしまい、不快に感じることが多い。それを解消するためにはジャストスペックのエアコンを選定することや全熱交換型の換気設備を整えることが必要。

現在設計中の自宅では、高い断熱性能と、気密性。それとこれまで培ってきたデザイン性をどのように融合させられるか?という課題に取り組んでおり、今後の設計への知見を高めていきたいと思っています。

高専に6年ほど通ってましたが、こんな設備があったなんて知りませんでした。

森先生、辻先生、高専青木先生。お時間割いていただきありがとうございました!



瑞穂マンション

マンションのリフォームが進んでいます。マンションというのはどこも同じような間取りをしています。昔からあまり変わってませんね。変わったプランにすることで敬遠されるリスクを避け、個別の部屋を特別に設計するのは骨が折れる。
マンション設計はひとまず部屋が埋まればいいので、新築でそれなりに需要のある地域であればさほどプランにまで工夫をしなくても問題ないのでしょう。その代りどこも変わり映えのしない間取りが多い。その点中古マンションのリフォームは自由に設計することができますので最近は多く選ばれています。

水回りなどは動かしにくいのですが、うまく工夫することでキッチンの位置などは変更することが出来ます。紋切り型のマンションプランでは面白くないのでリフォーム時は特別な空間になるように心がけて設計いたします。



去2017

今年もいよいよ大晦日。
今年も良いご縁に恵まれ多くの仕事や活動をさせていただくことが出来ました。

常々思っているのですが、
個人事業主というのはつくづく面白い。

よく例えるのですが、仕事に呼ばれる。というのは
友達に遊びに誘ってもらっているのと似ています。

「あいつこれ得意そうだから声かけてみようぜ」
「きっとあの人がいたら上手にみんなに教えてくれそうだな」
「こういうこと好きかわからないけどいてくれたらうれしいな」

という学生時代の友達関係に似ている気がします。

本当に呼ばれるだけでうれしいのです。
来年もどんどん声をかけてもらえるともっと嬉しいですね。
それと、ELEPHANT,円居,門脇家にとって、
来年は大きな変化の年になります。
気合を入れていかないといけません。乞うご期待。

そして引き続きスタッフの募集も行っておりますので、
お気軽にお問合せくださいね。

それでは皆様良いお年をお迎えくださいませ。

2017.7.23 鳥取砂丘にて(門脇家のルーツを探す旅~島根,大根島)



郡上の家


朝から建て方が始まりました。
ピリッと寒いですが大工さんはテキパキと動いてくださっています。

ストーブ付きのベースキャンプもできました。何やら温かいものが出てきそうな雰囲気です。



新しい仲間の募集について。

ELEPHANTdesignではスタッフを募集しております。

現在は二人で設計活動しておりますが今回新たな仲間を募集いたします。
住宅や店舗などの設計・監理業務が主な仕事ですが、同所にて営みます「円居」というパン・喫茶の店舗の運営やデザイン等の業務(場合によっては店舗スタッフとして)も一部発生いたします。
今後はまちに対して働きかけるような新しい仕事や、リノベーションなどにも力を入れたいと考えており、幅広い興味をお持ちいただきたいと思います。

お気軽にお問合せください!!
担当:門脇 info@elephant-d.com

 

①住宅、店舗の建築設計・監理業務の補助(正社員)
[待遇] 経験・能力考慮の上、相談にて決定
[勤務時間] 9:00~18:00(月間残業5時間程度)
[休日休暇] 週休二日制、祝日定休、夏季休暇、年末年始休暇、忌引休暇
[その他] 昇給年1回、労働保険
[応募資格] 経験者・建築士資格取得者優遇。
建築学科卒・無資格者及び設計実務未経験者は要相談。
[ポイント] 設計事務所でありながら、土日祝ほぼ休み。残業ほぼなし。
という勤務体系を目指しています。時間的に融通の利く、
働きやすい環境をご用意したいと考えています。

 

②住宅、店舗の建築設計・監理業務の補助(アルバイト)
[待遇] 時給
[勤務時間] 9:00~18:00内で相談の上。
[応募資格] 経験者・建築士資格取得者優遇。
建築学科卒・無資格者及び設計実務未経験者は要相談。
[ポイント] 実務を離れて復帰を目指す方、
時間的に自由な勤務体系を望む方、
子育て中で時間に融通を効かせたいなど、
色んなケースに応じて対応していきたいと考えています。
お気軽にお問合せください。

 

③住宅、店舗の建築設計・監理業務のプロジェクト契約
[待遇] プロジェクトごとに相談、報酬相談後相互納得の上契約
[勤務時間] 裁量
(基本は自宅勤務を推奨いたしますが、週一程度で事務所にて
打ち合わせや作業が必要になるかと思います。
もちろん事務所で作業も可能です。)
[応募資格] 木造住宅及び店舗の計画、実施設計、監理まで
一通り経験済みの方。実績をプレゼンいただきます。
[ポイント] フリーで活動する建築士で、エレファントデザインの
案件に深く関わりたい方。当所の実施図面のまとめ方を
指導いたします。図面と現場の高い整合性を学べます。

 

④インターン生募集(数日~数か月など)
[待遇] 無給(場合によっては報酬の出る作業もあります)
[勤務時間] 裁量(好きな時間に来て、作業をしていただきます。)
[応募資格] 大学及び高専建築学科在籍、フリーで活動する方も可
[ポイント] 設計事務所の業務を肌で感じながら設計事務所の
仕事の進め方、勤務状況等を見ていただけます。
できる作業は限られるかもしれませんが、
使用するDRA-CADを使った作図やsketchupを使用した
3Dパースの作図、模型の製作などあるかもしれません。
もちろん数日の勤務見学程度でも構いません。
業務全体を俯瞰して今後のキャリアに生かしてください。



EUREKA satelitestore

柳ケ瀬に昨日openいたしました。敷島町のアパレルショップ「eureka」のサテライトストアとして、
新たなお店を設計させていただきました。

空き店舗の多かった柳ケ瀬ロイヤルビル。ここに柳ケ瀬の活性化を担うまち会社の企画で
多くのお店が「ロイヤル40」という企画のもと、出店することになります。

昨日は毎月第三日曜日に行われているsunday building marketとともに
多くのショップがオープンし、さらに街が賑やかになった。

柳ケ瀬での仕事としては、ツバメヤ、松ノ屋に続き、3店舗目。
およそ10年前から関わっていますが、ここ10年の柳ケ瀬の変化は目覚ましく、
街で商売を建てる皆様、そこに関わる関係者の大変な努力によって成されたものです。

街は叫べど押せど微動だにしない「巨大な石」のようなものです。
個々の店はオーナーの意思によって変化可能ですが、街という有機的な生命体は変化しない「石」そのもの。
多くの人が問題点を共有しつつもその状況を動かすことができない。
でもたくさんの人たちが寄ってたかって押すことによって、いずれゴロンと転がる。
一度転がると転がることに気づいた人たちも集まってきてさらに転がる。

最初のひと転がりが大変なのです。ただ、その慣性は転がり始めると止まらないですよ。
それも巨大な石の性質です。
果たしてそのひと転がりにたどり着いたのか??まだわかりませんが、いよいよ転がるぞーという
ところまでは来ています。

それを近くで見ていられることは大変楽しいです。



完成見学会

この度、お施主様のご厚意により
内覧会を行わせていただきます。

http://elephant-d.com/wordpress/?p=574

10/22(sun)
9:00 – 17:00くらい

各務原市川島(詳細な地図は改めてお送りいたします)

ご連絡先
info@elephant-d.com

ご希望の方は、ご到着になる時間を教えてくださるようお願いいたします。

※ご覧になりたい方は、ご連絡をいただければPDFの案内図をお送りいたします。
※建物保護のため、抱っこのできない未就学児のご入場はしていただけません。外でお待ちいただくことになりますのでご了承ください。



MITTAN

この度、京都にアトリエがあります、「MITTAN」の服の展示販売を行うことになりました。
デザイナーの三谷さんとはずいぶん前にアトリエの設計依頼のメールをいただき、(スケジュールの面でお手伝いすることは叶いませんでしたが)作られている服に深く共感したところがあり、いつか円居でご紹介を。と思っていました。

ようやくその願いが叶うこととなりました。

短期間の展示販売ですが、ぜひ足を運んでいただき、手に取って袖を通していただきたいと思います。素晴らしい服です。

フライヤーに書かせていただいた紹介文を掲載したいと思います。

MITTANの 服 に 初 め て 触 れ 、 手 に し 、 袖 を 通 し た と き 、
こ の よ う な 服 を 作 ら れ る 方 が い ら っ し ゃ る の だ な 、 と
思 い ま し た 。 確 か に こ れ は 洋 服 な の だ け ど も ど こ か 着
物 や 半 纏 の よ う な 。 羽 織 っ た り 巻 き 付 け た り 、 決 ま り
き っ た 形 に 嵌 ら な い 自 由 さ を 感 じ ま し た 。 「 現 代 の 民 族
服 」 と デ ザ イ ナ ー の 三 谷 さ ん は お っ し ゃ る の で す が 、
そ の 服 は ま さ に 「 ア ジ ア の 衣 類 」 と 言 え る で し ょ う 。
ど こ か ら ど こ ま で を ア ジ ア と 捉 え る か は 難 し い と こ ろ
で す が 、 東 洋 人 そ れ ぞ れ が 育 ん で き た 文 化 が 確 か に 少
し づ つ 、 そ の 衣 類 に 含 ま れ て い る よ う に 思 え ま す 。 ア
ジ ア 、 そ し て 日 本 。 商 品 の 中 に は ラ オ ス で 手 織 り さ れ
て い る 生 地 の 残 布 を つ な ぎ 合 わ せ た 布 巾 も あ り 、 残 布
を つ な ぎ 合 わ せ た そ の 表 情 は 、 ま る で 襤 褸 ( ら ん る 、
ぼ ろ ) の よ う で も あ り ま す 。 当 時 の 厳 し い 生 活 の 中 か
ら そ れ こ そ 必 死 で 生 活 を 繋 い で き た 人 間 の 重 み の あ る
襤 褸 で す が 、 豊 か な 現 代 で は そ の よ う な 布 は 生 ま れ ま
せ ん 。 生 活 に 寄 り 添 っ て い た 服 が 精 神 的 に も 物 理 的 に
も 遠 く に 行 っ て し ま っ た 現 代 に お い て 、 そ の 感 覚 を ほ
ん の 少 し で も 取 り 戻 し た い と い う デ ザ イ ナ ー の 思 い を
感 じ ま す 。
な ん だ かMITTANの 服 は 「 纏 う も の 」 と い う 言 葉 が し っ
く り と く る よ う な 気 が し ま す 。 生 地 を 纏 い 、 文 化 を 纏 う 。
現 代 日 本 人 が 忘 れ て し ま い そ う な 、 美 し さ が そ こ に は
あ る 気 が し ま す 。

11/3(祝.金)〜11/5(日)
11時〜16時

MITTAN展示会/纏うもの

デザイナー在店日
11/3(祝.金)



松ノ屋

長良、鵜飼屋にて大正時代から営業していらっしゃった「松乃屋」。
新たに柳ケ瀬にて「松ノ屋」として新しい歴史をスタートされました。

我らが長良から柳ケ瀬へ。ちょっと寂しくもありますが
引き継いでくれたツバメヤ岡田さんには感謝です。
新しいアイスクリームのレシピをいつものストイックさで作り出したまっちん。
紙ものなどのデザインを監修してくれたかおりちゃん。
松乃屋と一緒に来ていただいた鬼頭さん。
責任感が強く地道に店を回してくれる松口さん。
それぞれがそれぞれの場所で力を発揮するチームツバメヤ。

プロがプロとして働く現場です。うらやましいほどのチームワークだと思います。

この度は設計させていただくご縁をいただいたのも嬉しく思います。
設計のテーマとしては懐かしさと新しさ。
昭和を感じる扉のディテール。微妙に着色したクルミ、クリ材。

子供が気軽に寄れる親しみやすさを大切に考えました。
ぜひお近く寄られた際にはアイスクリーム。試してみてください。